「株で月5万円稼げたら生活が楽になるけど、元手が10万円しかない……それって現実的?」
そんな疑問を持つあなたへ、この記事では元本10万円から月5万円を株で稼ぐために必要なリアルな視点と戦略を、初心者にもわかりやすく解説します。
- 実際に10万円でスタートして稼げるのか?
- どんな方法なら現実的なのか?
- リスクはどれくらいあるのか?
私自身の投資経験や他の成功事例を交えながら、「夢物語で終わらせないための考え方」をお届けします。

第1章:副業で株を選ぶメリットと注意点
1-1. 株式投資は副業規制にひっかかりにくい
株は資産運用に分類され、労働を伴わないため、副業禁止の会社でも始めやすいのが魅力です。在宅・スマホ一つで完結するのも利点。
1-2. 10万円でも株は買える時代
1株単位で買える証券会社が増え、10万円でも有名企業の株を複数購入可能。S株やミニ株、または米国株の端株購入も有効です。
1-3. ただしリスクは避けられない
どんな投資にも元本割れリスクはあります。特に10万円という少額では分散投資しづらく、一撃の失敗で資金が大きく減る可能性もあるため要注意です。
第2章:月10万円で月5万円を稼ぐ戦略はあるのか?
2-1. 高配当株では難しい
例として年利5%の配当株を保有しても、10万円では年間5,000円=月約417円の配当しか得られません。
インカムゲイン戦略(配当金)は、月5万円の利益を得るには元本が数百万円必要です。
→ 少額での副収入を目指すなら、短期的な配当戦略は不向きです。
2-2. キャピタルゲイン戦略が現実的
10万円から月5万円を狙うなら、キャピタルゲイン=値上がり益を狙う方法が現実的です。
例:
- 小型株やテーマ株、仕手株などの短期急騰銘柄を狙う
- 10万円で買った銘柄が1.5倍に上昇 → 利益5万円
ただし、これは非常に難易度が高いハイリスク・ハイリターンの戦略。
「絶対に稼げる」と考えるのはNGです。
この方法で月5万円の利益を狙うなら、トレーディング能力と銘柄選定力が試されます。
メリット:大きな利益を得やすく、資産形成に向く
デメリット:値動きが激しく、短期では損失も発生しやすい
副業としてやるなら、短期売買は非常に難易度が高い。本業の合間に値動きを追うのは現実的でない
代わりに「成長株の中長期投資」が現実的(例:半導体、AI関連、DX関連など)
「テーマ投資×決算チェック」で、確度の高い銘柄を絞るとよい。
2-3. デイトレ・スイングトレードで狙うなら?
- デイトレ:日中に株価の細かい変動を狙って売買を繰り返す
- スイングトレード:数日〜数週間で値上がりを狙う
10万円でも1〜2銘柄に集中投資すれば、うまくいけば1回の売買で数千〜数万円の利益は狙えます。
私はこの方法で株を始めた年に年間100万の利益を出すことができました。
ただし初心者には、
- チャート分析
- 損切り判断
- 急落への耐性
これらが必須スキルとなるため、勉強と経験が不可欠です。
2-4. 現実的には「再現性が低い」
一時的に5万円稼げても、毎月安定して稼ぐのは極めて難しいです。
つまり、「10万円→毎月5万円の安定利益」は継続性の面で非現実的。
▼こんな戦略が現実的▼
- 小さく始めて、少しずつ資金を増やす(複利運用)
- 月5万円を目指すのではなく、「月数千円の勝ちを積み上げる」意識
第3章:どうやって10万円から資産を増やすか?
ステップ1:知識をインプットする
- 書籍、YouTube、SNS、IR情報、決算書の読み方を学ぶ
ステップ2:少額でも「本気の運用」を体験する
- 実際に買ってみて「心理の揺れ」「損切りの難しさ」などを体感
- 無理に大きく狙わず、月1,000〜2,000円の利益をコツコツ目指す
ステップ3:資金を少しずつ増やす
- 副業・節約・貯金などで資金を追加
- 利益を再投資して複利運用
第4章:副業として株を続けるためのマインドセット
- 「株で毎月5万円」は一発勝負ではなく、積み重ねで実現するもの
- 投資は「継続」が命。損をしても辞めず、学びに変える
- 「儲ける」前に「守る」力を身につける(損切り、分散)
第5章:まとめ|10万円スタートでも株は副収入の入口になり得る
正直に言って、元本10万円で毎月5万円を安定して稼ぐのは現実的ではありません。
しかし、「株で副業を始める第一歩」としては10万円でも十分です。
- 小さく始めて知識と経験を積む
- 少額でも利益を出す訓練をする
- 資金を増やしながら目標を引き上げる
この姿勢を大切にすれば、いつか「月5万円」も夢ではありません。
地に足のついた投資を、ぜひあなたの副業の一つに取り入れてみてください。
次の記事では、株の値動きにはどんな要因があるのかを解説したいと思います。